変身 第3章
家族の一員は敵みたいに扱うべきではなく、逆に嫌悪の情は胸にたたみ込んで忍ぶ、ただもう忍ぶということが家族の義務の命ずるところなのだと父親にさえ反省させたように見受けられた
p78
グレーゴルの扱われ方の変化
というか今までは嫌いなら嫌いなりに家族として認められていた感じがあるけど、これでもうただ「扱われる」存在になっている?
「嫌いの反対は無関心」みたいなやつ
いままではリビングに入ることを許されてなかったけど、もう暗がりならokとなった
これは諦め? 寛容化?
妹は、引き続きグレーゴルの世話役に執着
仕事はどんどん雑になっている、これも「扱われる」存在らしさがでている?
毎日「こなす」作業
あえて汚物の掃除をしないという決心を固めている (p84)
これを母に侵されて、めっちゃキレていた
グレーゴルはこの日頃全く他人のことを顧慮しなくなっていた。そして自分でもそれをほとんどいぶからなかった。(p93)
少し前は他人への顧慮が自分の誇りだったが、変わった
具体例
妹が演奏中、下宿人等に見られることを気にせず這い出して妹を呼び付けようとした
妹の演奏を、グレーゴルは虫でも魅了された
音楽にこれほど魅了されても、彼はまだ動物なのであろうか (p94)
キーは、これがグレーゴルの思考ではなく第三者(ナレーター)の発言であることかな